上下動するバッグ(177鞍目)

今日は久しぶりに二鞍乗ろうと出かけたが、急遽用事が入って、ティグレにだけ乗って帰ってきた。 今日もテーマは、前回の記事に書いた通り、脚を軽く、である。 これを意識すると、前回のだいちゃん同様、ティグレも動きが軽快な感じがする。» 続きを読む

常歩での推進が弱いのか(187鞍目)

昨年の12月から今日まで、この一ヶ月半で6鞍しか乗っていない。これまでにない低ペースである。理由は大きく二つで、忙しいことと冬の寒さが苦手なことである。 そうこうしている内に、体調も悪くなってきた。これはまずいと、氣力を振り絞って、8日ぶりにエルドラドへやってきた。来るとやはり気持ちがいい。さわやかな天気と言いたいが、「さわやか」というのは秋の季語ということになっているから遣いづらい。 ここしばらくは、正確な誘導をいうことを意識してやっているのだが、全く正確にならない。今日はティグレに乗ったのだが、特に左手前の場合、僕の重心とティグレの重心がズレているのか、思い通りに動いてくれない。» 続きを読む

育休切り

育児休暇を理由にした解雇が流行っているらしい。 昨日のニュースで、たまたま目にした。 20年、30年一緒に働いてきた仲間でも平気で首を切り、それを勇断と評価するのが、ここ数年の日本企業である。» 続きを読む

『荘子』愚の骨頂

自分の影を畏れ、足跡を嫌がって、これから離れようとした者がいた。 ところが、一生懸命足を持ち上げれば持ち上げるほど足跡は多くなり、どんなに早く走っても影は離れなかった。 その者は、これはまだ走り方が遅いのだと考えた。» 続きを読む

『世説新語』親孝行

「成功のごときは即ち天なり」という記事で、親孝行に徹しすぎたために、かえって親不孝になってしまった、晋の申生という太子の話を書いた。 敬老の日も近いということもあり、改めて、親孝行について書いてみたい。 中国は敬老の国であり、親孝行の元締めのような国であるから、孝子の話は多い。» 続きを読む

『荘子』結果とプロセス

下男と下女が二人で羊の世話をしていた。ところが羊がいなくなってしまった。 下男に、何をしていたのかと問うと、一生懸命勉強していたと言う。 下女に、何をしていたのかと問うと、バクチをして遊んでいたと言う。» 続きを読む

『蒙求』子牛を留めた話

西郷隆盛は、征韓の論争に敗れて鹿児島へ帰る際、家屋敷を買った時と同じ値段で売ったという。 不動産屋が、「今では随分値上がりしています」といっても、商人ではないから儲けるつもりはないと断ったらしい。 時苗(じびょう)という人も、似たような人である。» 続きを読む

『孟子』自責と他責

連休が終わり、普通の生活が始まる。 家族や友人と過ごした和やかな時間は終わり、また様々な人たちと関わって生きていかなければならない。 素晴らしい人もいれば、禄でもない人もいるのが世間である。» 続きを読む

『蒙求』偽善もまた善である

後漢の張湛(ちょうたん)という人は、謹厳で礼を好み、動きの一つ一つにも決まりがあった。 一人静かにしている時でも、きちんとしており、妻子に対しても威厳をもって接していた。 また、地域の誰に対しても、礼儀正しく接して言動にも配慮していたので、張湛の出身地である三輔地方では、彼を手本と考えていた。» 続きを読む

『論語』「啓発」という言葉の由来

「情熱を持って自ら学ぼうとしない者は、進歩しない。悩み苦しまなければ、発展はない。 一例を挙げたならば、後の三つは自ら意見を返すようでなければ、教えても仕方がない」 啓発という言葉の元になった、孔子の言葉である。» 続きを読む

『淮南子』鬼軍曹

昔は、鬼軍曹タイプというリーダーがいた。 有名な、「電通鬼の十訓」を、地でいくような人である。 十訓を抜粋すると、以下のような内容である。» 続きを読む

『史記』企業は人なり

企業を変革しようとする場合、大きく分けると2つのアプローチがある。制度やルールを変えていこうというハードアプローチと、人に焦点を当て意識変革を起こそうとするソフトアプローチである。 いくら制度やルールを変えても、人の意識やそれまでの習慣が変わらなければ、企業は変革しない。同じように、いくら人の意識を変革しても、制度やルールが旧態然としたままでは、やはりうまくいかない。 理屈で考えれば、二つを同じにやればいいのであろうが、実際には簡単ではない。» 続きを読む

『列子』本当は同じ筈なのに

人には、嫉妬という感情がある。 同期の友人で、いち早く出世した人間を見て、何で、あいつが、と考える。 学歴だって、能力だって、容姿だって、俺と同じようなもんじゃないか、と。» 続きを読む

『孟子』仁者無敵

仁之勝不仁、猶水勝火(告子章句上) 仁というものが不仁に勝つことは、水で火が消えるように当然のことである。 孟子は、その内容もさることながら、文章と論理、喩えが素晴らしい。» 続きを読む

『淮南子」相互依存関係

部下が思うように動いてくれないと、嘆くリーダーは多い。 しかし、考えなければならないことは、何故、部下はリーダーの指示通り動かなければならないか、ということである。 上司と部下の関係だから、言うことをきくのが当然だという意見もあるだろう。» 続きを読む

『韓非子』功績無き者を評価して良いのか

『韓非子』という書物は、実に魅力的である。 いわゆる儒教的な考え方への徹底的な批判であり、批判というものの持つ鋭さや力強さに満ちている。 マネジメントという観点から、『論語』と『韓非子』、あえてどちらを選ぶかと問われたら、僕は『韓非子』の方を選んでしまう。» 続きを読む

『論語』まずは行動

論語のこの教えは、最後が素晴らしい。 「行ひて餘力(よりょく)有らば、則ち以て文を學べ」 つまり、勉強すること自体が目的ではないということである。» 続きを読む