始めて馬の首が下がった(73鞍目)

エルドラドランチの馬場はベストコンディションだった。

これほど良い状態は、一ヶ月ぶり位だろうと、思う。

状態が良いから、今日は以前に決めた小目標を目指して練習を行った。

練習メニューはほぼ消化することは出来たが、やはり、正確な円を描くことは難しい。

ただ、これは練習さえ積めば何とかなる気はしている。

今日は、この他に、馬(ティグレ)の頭を下げることに挑戦してみた。

この挑戦は、今までも何度かやってはいるが、上手くいったことがない。

やり方としては、レインでティグレの肩を引き上げる。

これをすると、抑制がかかる訳だから、ティグレは止まってしまう。

そこで、脚を入れて推進をかけるのである。

何故、レインを上に引っ張るかといえば、シーソーの原理である。

ティグレの肩を上に引っ張るためには、支えが必要になる。支えが人間の腰であり、自然と重心がバランスバックとなる。

重心がバランスバックになれば、ティグレは自らのバランスを取るために、首を前に伸ばさなければならなくなるという理屈である。

しかし、理屈はあくまでも理屈で、今までいくら引っ張り上げても、ティグレの頭は下がるどころか、引っ張った分だけ上に伸びていた。

(僕の駈歩の画像。馬の首は背中よりも上にある)

(TK先生の駈歩の画像。馬の首は背中よりも下にある)

それが、今日、始めて下がった。

下がったら、レインをルーズにする。ティグレはレインがルーズなままで、頭を下げて歩いてくれた。

まだ常歩の時だけであり、速歩や駈歩では頭を下げてはくれない。また、次の騎乗で同じことが出来るかどうかは分からないが、今まで出来なかったことが出来たのは嬉しいことである。

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