初心者の壁は高い!(34鞍目)

今日で4日連続で騎乗した。

人生初である。

帰宅して風呂に入ったら、湯船で寝てしまった。

人生初である。

60を過ぎて、一日に人生初が二つもあるとは、有難いことである。

今日も右回りの速歩(はやあし)・駈歩(かけあし)の壁を超えることは出来なかった。

たまたま上手く駈歩が出ても、何かの拍子で反対駈歩になってしまう。

反対駈歩になると、反撞がきつくなって、長い時間耐えることができない。

速歩を指示すると、ティグレは左に馬体がふくらんでいく。もしくは、右に鋭く切り込んでくる。

うまく発進できないものだから、何度も何度も脚を使っていると、ティグレも機嫌が悪くなるのだろう、常歩もやらなくなる。

今日は、常歩どころか、前進の指示を出しても、後へと進んでしまった。

停止状態を保とうとしたときには、すぐに勝手に動こうとする。これは今まで無かったことである、

何とか一周だけ右回りの駈歩をして、レッスンは終わった。

レッスンの後、クールダウンを兼ねて常歩で右回りをやって、身体の感覚や馬体の状態を観察してみると、馬の右側の顔して見えていないことに、気づいた。

レイン(手綱)も、右のレインは見えているが、左側のレインは見えていない。

ティグレを戻してから先生に相談すると、馬の左を見る姿勢を取るように注意を受けた。身体の向きから言うと、左を向けということである。

多分、私は右回りの時には、視線も体の向きも、そして重心も内方になっているのだろう。

重心が内方だから、バランスを取るために、ティグレは外方にふくらむのかもしれない。

外方にふくらむのが嫌な私は、レインで右に持っていこうとするから、ティグレは内方に切り込むようになってくる・・・・、これが今の状態なのだろう。

とにかく、現状、左回りであれば気持ちよく乗っていられる。

左ができるのだから、右ができない筈はない。

明日は所用があって乗馬はできないが、日曜日にまたリベンジしよう!

   (調教中のTT先生)

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