ようやく天気も回復してきたので、9日ぶりにエルドラドへやってきた。
馬場は良い状態ではなかったが、土日は所用があって騎乗できないので、乗ることにした。
いつもは、少し常歩(なみあし)をするのだが、今日は、すぐに速歩(はやあし)を指示した。
ティグレは、躊躇なく反応してくれた。
巻き乗りしたり、輪乗りしたり、前回は出来なかった8の字乗りもスムーズにできた。
少し、常歩をして、手前を変えて(回る方向)を変えて、速歩の指示を出した。
先ほどに比べると、ティグレは少し躊躇したようだったが、これもスムーズにできた。
また、常歩に落として少し歩き、手前を変えて、速歩の指示を出した。
ティグレが躊躇する時間が長くなった・・・・。それでも、速歩にはなった。
また常歩にした。
手前を変えて、速歩を指示した。
しかし、ティグレは言うことを聞いてくれない。
何度も試したが、今日、ついに速歩が出ることはなかった・・・・・;;
騎乗後、TK先生から、
「速歩の時に、手綱で馬にブレーキをかけたままになっている」
と注意を受けた。
「速歩をしろ」と馬の腹を圧迫する。
人間でもそうだろうが、腹を押されたり蹴られたりしたら、「不快」である。
そこで、速歩をすると、腹の圧迫がなくなるから、馬からすれば「快」となる。
「不快」と「快」であれば、当然、「快」を選ぶ。だから、腹を圧迫されることで、馬は速歩となる。
ティグレも最初はこの論理で、スムーズに速歩発進したのであろう。
ところが、私の乗り方が下手なものだから、速歩になっても「快」ではなく「不快」な状態が続いてしまったのである。
2回3回は我慢していたが、いくら速歩になっても「不快」なままであれば、ティグレにとっては速歩になる意味がない。だから、速歩発進をしなくなってしまったのである。
物事には、原因があって結果がある。
真の原因が分かれば、問題は解決できる。
今回でいえば、速歩の時に、いかにティグレに変なプレッシャーを与えず、気持ちよく走らせてあげられるかどうかである。
もちろん、初心者の私にとって、これはかなり難しい課題である。しかし、それを解決しようとすることが、乗馬が上達するということなのだろう。
ただ、このことに自分では気づかなかった・・・・。
脚の使い方が悪いのか、とか、姿勢が悪いのか、とか色々と考えていた。
もちろん、脚も姿勢も悪いのだろう。
しかし、それらは真の原因ではなかったのである。
「馬に人参」という言葉があるが、馬は報酬を求めて積極的に動く生き物ではないらしい。
馬は、「不快」から逃れたいために動くのだという。
馬に対する指示は、基本的には「不快」を与えているのである。
そして、指示に従えば、「不快」を和らげたりゼロにしたりしてあげる。「不快」が解消するということは、これも一つの「快」だということである。
この「快」があってこそ、馬は動くのだろう。
そう考えると、馬が自分の指示に従わない時、真っ先に疑わなければならないことは、今回の私の様に、自分の気づかないところで、馬の「不快」を解消させていないのではないかと、いうことかもしれない。
今日も苦労をかけたティグレ
