列島は歴史的な豪雨であるが、ここ千葉大網は、申し訳なくも有難いことに、朝から晴天であった。
天気の所為もあるだろうが、今日は、私以外の会員さんは一人も来なかった。馬場は昨日の雨で、小麦粉を練ったパン生地のようになっていて、馬を歩かせるとペタペタと音がする。
馬場のこともあり、今日はいつもとはかなり違う練習をしてみた。
一つは、馬上体操である。
年を取っているし、身体も固いし、前から体操は必要だと考えていた。
常歩で歩かせながら、まずは鐙を外した。
鐙を外して乗るのは始めてである。
外してみると、今まで下半身でいかにバランスを取っていたかが、良く分かった。
鐙を外して乗るのは、それだけでも良い練習になるのではないだろうか。
この後は、適当に腕を回したり、身体をひねったりをしてみた。
次に、脚を横に広げる運動、前後に動かす運動、自転車漕ぎの運動をした。
前後に動かす運動と自転車漕ぎは、馬の前肢の動きに合わせてやったみた。
本当は速歩でも同じことをしたかったが、馬場も不良だし、あまりあせってやることもないと考え、常歩での馬上体操を終えた。
速歩に移ってからは、やはり身体、特に下半身を柔軟にするために、軽速歩で座る時に、腰をずらす練習をしてみた。
つまり、立つ→鞍の右に座る→立つ→鞍の真ん中に座る→立つ→鞍の左に座る、の繰り返しである。
最期に、やはり軽速歩で、立つ→3回座る→立つ→5回座る、といった練習をした。これは多分、正反撞での乗り方の改善につながると思っている。
全体で30分ほど乗って終わったが、何となく騎乗がスムーズになった気がする。
もう少ししたら、速歩でも体操が出来るようになりたいものである。
(仕事が終わり身体を洗って後、寛ぐティグレ。今日もよく言うことを聞いてくれた)