一昨日の雨の影響で、今日の馬場は不良だった。
今日も発進の練習をした。
ロールバック(馬を一旦停止させ、180度ターン)をしてからの発進は、やはりスムーズである。
速歩でも駈歩でも発進できる。
しかし、通常の常歩からの発進は相変わらず精度が悪い。
また、今日は右手前の反対駈歩が多かった。
(そもそも左手前では反対駈歩になったことはない)
駈歩をしながら手前を直しても、また反対になってしまう。
いわば、意図せずにフライイングリードチェンジをしているのである。意図してできるのであれば最高だが、意図せずに出るのは最悪である。
常歩からの発進といい右手前からの反対駈歩といい、一番の原因としては左右のバランスが悪いのであろう。
騎乗のバランス、レインのバランス、脚の強さ、これら三つの左右のバランスが悪いのだと思う。
この私の分析が正しいとしたならば、これはかなり根本的な問題だと思う。急がば回れで、単に発進の練習をするというより、基本に立ち返った方が良いのかもしれない。
考えてみれば、ある程度駈歩ができるようになった後は、速歩を重点的に練習して、馬の四肢の動きを体感できるようになりたいと考えていた。
ところが、発進がうまくいかないものだから、速歩をする時間がなかなか取れないという状況に陥っていた。
そこで、発進に拘ってしまっていたのだが、ロールバックすることで発進はできるのだから、改めて原点に戻って速歩を重点的に練習した方が良いかもしれない。
そもそも、発進がうまくいかないからといって、発進の練習をしても好転する筈がない。発進がうまくいかない原因は、発進にあるのではなく発進の一歩手前、二歩手前にある筈である。
次の練習からは、速歩、場合によって常歩をきちんと練習してみようと思う。
ただ、こればかりではティグレも飽きて集中力を欠いてしまうから、練習の組み立てには工夫が必要だろう。
明日は仕事で騎乗はできないが、ゴールデンウィークはこの方針でやってみよう。