今日で4日連続で騎乗した。
人生初である。
帰宅して風呂に入ったら、湯船で寝てしまった。
人生初である。
60を過ぎて、一日に人生初が二つもあるとは、有難いことである。
今日も右回りの速歩(はやあし)・駈歩(かけあし)の壁を超えることは出来なかった。
たまたま上手く駈歩が出ても、何かの拍子で反対駈歩になってしまう。
反対駈歩になると、反撞がきつくなって、長い時間耐えることができない。
速歩を指示すると、ティグレは左に馬体がふくらんでいく。もしくは、右に鋭く切り込んでくる。
うまく発進できないものだから、何度も何度も脚を使っていると、ティグレも機嫌が悪くなるのだろう、常歩もやらなくなる。
今日は、常歩どころか、前進の指示を出しても、後へと進んでしまった。
停止状態を保とうとしたときには、すぐに勝手に動こうとする。これは今まで無かったことである、
何とか一周だけ右回りの駈歩をして、レッスンは終わった。
レッスンの後、クールダウンを兼ねて常歩で右回りをやって、身体の感覚や馬体の状態を観察してみると、馬の右側の顔して見えていないことに、気づいた。
レイン(手綱)も、右のレインは見えているが、左側のレインは見えていない。
ティグレを戻してから先生に相談すると、馬の左を見る姿勢を取るように注意を受けた。身体の向きから言うと、左を向けということである。
多分、私は右回りの時には、視線も体の向きも、そして重心も内方になっているのだろう。
重心が内方だから、バランスを取るために、ティグレは外方にふくらむのかもしれない。
外方にふくらむのが嫌な私は、レインで右に持っていこうとするから、ティグレは内方に切り込むようになってくる・・・・、これが今の状態なのだろう。
とにかく、現状、左回りであれば気持ちよく乗っていられる。
左ができるのだから、右ができない筈はない。
明日は所用があって乗馬はできないが、日曜日にまたリベンジしよう!
(調教中のTT先生)