乗馬ライセンスについて考える

乗馬ライセンスの意味について考えてみたい。

ネットで情報を収集してみると、5級ライセンスなんか意味がないという意見が多い。

5級の審査内容は以下の通りである。

合格した感覚からすれば、

常歩が出来て、軽速歩の真似事ができれば合格ということになる。

馬の歩様は三種類ある訳だから、確かに、これでは乗馬が出来ているとは言えない。

それでも、全くの素人に比べたならば歴然とした差はある。

そう考えると、5級というのは乗馬の入門者といったところであろう。

4級の審査内容は以下の通りである。

5級に準拠して考えれば、

常歩、軽速歩ができて、駈歩の真似事ができれば良いということだろう。

一応、馬の三歩様はやっているが、5級レベルで軽速歩ができるとは言えないように、4級でも駈歩ができるとは言えないだろう。

4級は乗馬の初心者と言っていいだろう。

「趣味は乗馬です」と言えるのは、この4級かなと思う。

現在、5級に合格したばかりの私は、友人に対して「乗馬を始めました」とは言えるが、「乗馬が趣味です」とはまだまだ言えないのである。

3級の審査内容は以下の通りである。

ここで初めて、馬の三歩様ができるということになる(上手いか下手かは別にして)。

「馬には一応乗れます」と言えるのは、この3級からかなと思う。

こう考えると、理屈的には5級・4級ライセンスにはあまり意味がないとは言える。

ただ、人には感情があり、何らかの免状を貰うのは嬉しいことである。それはまた、励みにもなる。

乗馬ライセンス、特に5級は、全国乗馬倶楽部振興協会の金儲け策だと批判する人もいるようである。

私には実情はよくわからないが、制度としてあるものであれば前向きにとらえて、乗馬活性化に役立てても良いのではないだろうか。

(上にあげた審査内容はブリティッシュのものです。ウエスタンの審査内容は以下の通りです。求められていることは、ほぼ同様でしょう)


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