前回の記事から一週間、ブログは更新していないが、馬には乗っている。
一日一鞍で、6鞍である。
ただ、このところ、やることが多く、本当に健康のためだけに乗っているという感じである。
やはり、技術の向上といったことを考えないと面白くない。
とはいっても、忙しさの内容が自分の本業に近いことだから、そちらを優先したい気持ちが強い。
という感じで、少しもやもやしていた一週間であった・・・。
ところが、今日になったふと気がついたことがあった。
身体の調子が良いのである。
先ず第一に、腰に痛みも重みもない。
以前までは、乗馬すると少なからず腰に負担を感じていたのに、それがいつの間にか消えている。
次に、身体全体のだるさ、倦怠感といったものを、ほとんど感じなくなっている。
最近、やることが多くてと書いたが、これは誰かに強制されて忙しいわけではない。自分でやりたいことがあるから、忙しいのである。
思い出してみるに、ここ数年、自分でこのように忙しくしたことはない。
これができるようになってきたということは、忙しくする気力や体力が戻ってきたということだろう。
こうなったのは、やはり乗馬効果以外にはない。
一日に一回、30分馬にまたがる、これが僕に大きな恩恵をもたらしてくれている。
そう考えると、面白いとか面白くないとかの問題ではない。
馬に乗り続けることで、元気を保つことができて、元気を保っているから乗馬ができる。そして、元気であれば、昔からやりたいと思っていたこと(それで今忙しいのだが)が出来る。
乗馬自体はそれほど楽しいとは感じられなかった一週間ではあったが、改めて、乗馬の良さ、乗馬を始めた目的を再確認できた一週間であった。
病気や怪我で、最悪の状態になっていた健康を取り戻し、充実した老後を送ること、これが乗馬を始めた目的であった。
そしてまた、こう考えると、この一週間の乗馬も悪いものではないと、思えるようになるから不思議である。
毎日一鞍30分、実に充実した一週間ではないだろうか。
やるからには、上手くなりたいのは当然だが、ゆっくりじっくりと焦ることなく、長く乗馬を続けていこうと思う。
毎回楽しく読ませていただいております。私は大学のサークルで初めて馬に乗りましたが、やはり還暦を過ぎてから乗馬を再開しました。住んでいるところは観光地で乗馬クラブもそこそこあるのですが、いかんせん自宅から遠いのです。それでも去年から何とか通い始めて、目標は駈歩を出すことでした。
去年はそこで力尽きてしまい、最近また再開したところです。
今年はただ馬に会いに行くだけでもいいと思うようになって、練習時間も減らしました。
練習では去年やったことを一つ一つ思い出す作業をしているだけです。
私の場合は馬とのやり取りより、教えてくれた先生との関係が深いかんじでした。
しかし今年乗馬クラブに行ってみると、その先生はもういませんでした。
しばらくはショックから立ち直れず、先生の消息知りたさに乗馬クラブへ行っていたようなものでしたが、そのうち馬とのふれあいだけでもいいと思うようになりました。
そんな私にとって、還暦からの乗馬日誌を読んでいると去年の悪戦苦闘が懐かしく思い出されて、大きくうなずいたりほくそえんだりしています(笑)
何しろ乗馬を再開したのがかれこれ40年ぶりですので、ほとんど浦島太郎状態でした。
かつて習ったのが馬場馬術なのに通っている乗馬クラブがどちらかと言うと障害専門だったことも困惑に拍車をかけました!
しかし今年は二年目ですから、何とか二つの乗馬クラブを使い分けて乗り切ろうと思っています。
気分転換に三つ目の乗馬クラブも見学に行こうかな?
などという気になるのもこの、還暦からの乗馬日誌があればこそです。
これからも楽しみにしています。