今日は久しぶりに二鞍乗ろうと出かけたが、急遽用事が入って、ティグレにだけ乗って帰ってきた。
今日もテーマは、前回の記事に書いた通り、脚を軽く、である。
これを意識すると、前回のだいちゃん同様、ティグレも動きが軽快な感じがする。
脚を軽くして乗るということは、シートに体重をかけるということになる。
シートに体重をかけるということは、馬の動きに抵抗しないということになるだろう。
馬との接点はシートだけであり、馬が上下すれば人間も上下する。
速歩でいえば、立ち上がろうとしない軽速歩のようなものであり、本来、正反撞とはこういうものではないかとも、思う。
Floating Backpackという画期的な商品があるらしい。
どのようなものかは、動画を観てもらうとよく分かる。
要は、人の動きに合わせて上下するバッグであり、このバッグは、人のかかる衝撃を80%も軽減するらしい。
名人が馬に乗ると、鞍から身体が生えているように見える。
僕の様に、上下動もなければ前後の動きもない。きっと、名人は、このバッグのような動きを馬の上でしているのだろう。
自然体でリラックスし、馬に負担をかけない乗り方である。
この時、馬と人との重心は一致しているのだろう。
そして、馬に違う動きを求める場合、重心の位置を少し動かす。一致していた重心がズレるわけだから、馬は、その変化を敏感に感じるのだろう。
上下動するバッグを目指そう。