クラブにいた時は気づかなかったが、帰宅したら、身体がボロボロ状態だった・・・。
今日は、昨日に引き続き速歩発進の練習である。
TK先生に、下乗りの後、馬の肢の動きのメカニズムについて、またレイン操作について教えて貰い、練習を開始した。
いつもは、最初の発進はスムーズで、段々と悪くなるのだが、今日は最初が良くなかった。
内に切り込んだり、スピンしたりが出てしまう。
それでも、昨日に比べると手間暇はかからずに発進をさせることができた。
左が出来たら右、次にまた左、そして右と、何度も速歩発進を繰り返した。
40分ほど騎乗して、練習をやめて繋ぎ場にティグレを連れていくと、TK先生から
「新しいことをやってみよう」
と言われた。
ティグレには想定外の展開だったと思うが、また腹帯を締め直し、馬場に向かう。
そこで、教わったのは、以下の通りである。
1、まず、馬場に2点のマーカーを設定する。これをAとBとする。
2、常歩でAまで向かい、Aの直前でストップする。ストップしたらターンをしてBに向かう。Bの直前でストップし、ターンしてまたAに向かう。
3、次に同じことを速歩でやる。ここで、ターンが終わってから速歩の指示をだすのではなく、ターンをしている最中に出す。
4、次に同じことを駈歩である。ここでも、ターンをしている最中に駈歩を出す。
5、ターンしてAもしくはBに戻るのではなく、サークルを描く。
最期の「5」は、レイニング競技におけるロールバックと駈歩発進ということになるのであろう。
教わってやってみると、速歩発進も駈歩発進も、これまでになくスムーズである。
これは、ティグレの集中力が増しているからだそうである。
発進をする時は、常歩でも速歩でも駈歩でも、馬の腹を圧迫する。
しかし、腹を圧迫されたからといって、それが即、前への発進ということにはなっていないらしい。
他にも、色々な動作を腹を圧迫されることで、馬は要求されるからである。
つまり、馬にも考えて貰わなければならないのであろう。
考えるためには、集中力が必要である。
普段の練習で、ティグレが段々と私の指示に従わなくなるのは、私がティグレの集中力を維持できないことも、大きな要因の一つではないかと思った。
ロールバックと発進の練習を20分以上はやったと思う。
最初の練習と含めてざっと1時間以上になり、これだけ長時間練習したのは初めてである。
さすがにティグレも物凄い汗をかいていた。
私は気も張っていたので、それほど疲れを感じてはいなかったが、家に帰って寛ぐと、一気に疲れが押し寄せてきた。
TK先生にこの日教わったことは、上記以外にも沢山あるのだが、まだ私の中で整理し切れてないので、今後、折をみて紹介していきたい。