レイニングホースの蹄鉄(88鞍目)

今日も暑い中、サークルやスピン、そして最近できるようになったスライディングストップの練習をした。

このスライディングストップで馬の後肢が上手く滑るように、レイングホースの蹄鉄は他と違った特殊な形をしている(他の用途もあるかもしれないが・・・)。

(前肢)

(後肢)

見て分かるように、大きく幅も広い。

今日は、昨日に比べると出来は良くなかった。

ちょっと色々な事を考えすぎたかもしれない。

乗馬は考えることは大事だと思うが、本来がスポーツだから、いくら考えても上手くいくとは限らないし、考えすぎると、返って身体が動かなくなってしまうことがある。

つまり、理屈がいくら分かっても、身体で覚えなければ瞬時の行動は出来ない訳である。

こちらがある指示を馬を出した時の馬の反応に対処するためには、一々、考えていては間に合わない。

もちろん、後からじっくりと考えることは必要だが、それは、その場での対応には役立たない。

TK先生は、よく感覚が大事だと言う。

感覚を研ぎ澄まし、馬の反応を手や身体で感じて、それが好ましいものであれば、それは正しい扶助をしているということらしい。

理屈通りにやっても、もし受ける感覚が好ましくなければ、それは理屈の方が間違っていると考えるべきだと。

僕は、この教え自体を、まだ頭でしか分かっていない。

ついつい、馬の反応よりも自分の動きの方に意識が向いてしまう。

これは、自分の仕事で言えば、研修の受講生達のことを考えずに、講師としての自分の話に夢中になっているようなものである。

これでは、良い研修になる筈もない。

乗馬においてある程度のことは出来るようになった今、改めて、馬に意識を向けることに留意していきたい。

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