(騎乗したのは昨日)
馬場の具合は相変わらず悪い。
ただ、しばらく乗っていないので、20分ほど乗った。
悪い馬場で激しい動きはさせたくないので、馬の肢の動きに意識を向ける、ということをやってみた。
ただ、難しい。うまく感じとることができない。
ところで、僕の鞍数だが、
7月ー19鞍
8月ー31鞍
9月ー19鞍
乗っている。
これだけの数を騎乗できるのは、僕が自営で時間の都合がつくことと、僕のクラブであるエルドラドランチに「年間騎乗無制限」という仕組みがあるからだ。
年間17万円で、何鞍乗ってもよいというのが「年間騎乗無制限」という仕組みである。
この仕組みがなければ、これだけの鞍数を乗ると大変な金額になり、僕の財政は破綻してしまう。
財布にやさしい「年間騎乗無制限」であるが、本当のメリットは他にある。
それは、一鞍当たりの時間を気にしなくてすむということだ。
一鞍45分で二千円となると、どうしても45分目一杯乗りたくなってしまう。
10分や20分で終わると損をした気分になるからだ。
しかし、時間一杯騎乗すると、場合によっては馬の調子を下げて終わることがある。
ところが、「年間騎乗無制限」だと、こういった気持ちにならなくてすむ。「馬の調子がよくなった」と思えた時には、騎乗をやめることができる。
どんなスポーツでもそうだが、長い練習よりも効率的に短時間で終わらせた方が、効果は高い筈である。
折角、乗馬に来たのだからもっと乗りたいという場合は、一度馬を休ませてから、また乗れば良いのである。
いうならば、「年間騎乗無制限」という仕組みは、レンタル馬(クラブ所有の馬)を自馬として考えさせてくれる仕組みである。
誰もが、自馬には優しくしたいし無理な負担はかけたくないと、思うだろう。
例えば、昨日のような悪い馬場のときであっても、一鞍当たりの料金で乗ってしまえば、どうしても時間一杯乗ってしまう。
少々、馬が大変そうであっても、無理強いしてしまう。
しかし、「年間騎乗無制限」という仕組みがあるお陰で、僕のように20分ほど軽く乗って、ということが可能になり、馬に無理な負担をかけなくてすむ、ということである。
他のクラブではあまり聞かないが、馬にも人にも優しいこの仕組みは、とても良いものだと思う。